校正者に求められることとは何か

校正者は単に文や文字の間違いを探すことが仕事ではありません。

全体を見て、おかしなところがないかを確認します。

もしその手間を省くなら、奇妙な文章ができあがるにちがいありません。

正確であることはもちろん、矛盾がないかも確認します。

数字や地名などが間違えると大変なことになりかねません。

とくに数字が大きくなると、間違えに気が付きにくくなるので注意が必要です。

集中力が必要とされる仕事なので、日ごろから体調をよく整えておかなければいけません。

タイピングも集中力が低下してくると打ち間違いが多くなります。

難しい仕事や頭を使う仕事は午前中に行った方が効率的です。

午後はパフォーマンスが低下しますから、単純作業が向いています。

文章を執筆する人は特に正確さに注意を払わなければいけません。

それには誤字や脱字の確認だけではなく、根拠があることを示します。

根拠とした文書や引用は出所を記すようにします。

勝手に自分の考えのようにするのはよくありません。

人の名前も間違えないようにします。

外国人の名前をカタカナで表記する際に間違えることが多いので気を付けるべきです。

伸ばすところを間違えるのはよくあることだからです。

校正の仕事は最初は大変ですが、慣れてくると楽しんで行えます。

自分の性格に会えば、生涯の仕事とすることさえ可能です。

裏方の仕事と言えますが、世に文書を送り出すうえで欠かすことができません。

世の中になくてはならないと言えるでしょう。